FOR EVER MOZART

Posted on Saturday, 09 Feb, 2002 at 14:11

前回のブログにあるように喫茶店でもしようかなぁと思っていて、
じゃ名前考えなきゃといろいろと考えていたのです。
イメージはいくつかあって、具体的なところを挙げると例えば名曲喫茶みたいにしたいなぁ
とかなんですけど(最近クラシックばかり聴いてるから)、
それで自分がコーヒーを入れてるところを想像して、
その時どんな曲がかかっていてほしいかなぁなどとフワフワ妄想の世界をしばし旅していたのでした。
『アヴェ・マリアもいいし、交響曲はやめて、
ゾルダン・コダーイの無伴奏チェロソナタ第8番は良いけどちょっと重いかな、
ゴールドベルグ変奏曲は絶対かけるだろうし、ブラームスのインテルメッチョも…』という具合に。
で、自分のCDラックを見てて、バッハの『G線上のアリア』に目がとまったのでした。
かっこいい名前だなと思って。
そう言えば、この間買ったドビュッシーのエチュードの曲名もかっこよくて『五線のために』とか
『オクターブのために』とか全曲『〜のために』(〜には音楽用語が入る)となっているのです。
音楽用語を使った殺風景な名前だけど、何か別の言葉と組み合わせるとイメージがガラッと変わる。
他のよく似た例を出すと、ゴダールの映画で『フォーエバー・モーツァルト』というのがあって
(観たことはないけど)、何かの本で誰かがフォーエバーとモーツァルトを組み合わせるなんて
まさに奇蹟だ!なんて書いてたのを見たけどホントにボクもそう思う。
それからフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(映画ブレードランナーの原作)もそう。
何の話しかよく分からなくなってしまいましたけど、ネーミングの話しなんですけどね。
仕事柄、時々そんなネーミングも考えたりするのですが、これが結構難しい。
そのためにという訳でもないけど、一応サラッと言語学系の本も何冊か読みましたけど、
ソシュールとかヴィトゲンシュタインとか。
かなりはまってしまいました。言葉って音とカタチと意味の3つの要素があって、
それぞれが別々のイメージを放つ場合もあるし、
『意味するモノ』と『意味されるモノ』が必ずしも一致するとは限らないのです。
なんのこっちゃ。
というわけですが実は今聴いてる音楽はSeagull Screaming Kiss Her Kiss Herなのでした。
今回もよく分からない内容でスイマセン。

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