Dazai Osamu while commuting on a train

Posted on Thursday, 11 Apr, 2002 at 14:13

只今、事務所の移転にあわせ、サイトをリニューアルしようと日々努めておる次第です。
今度は全面FLASHにするつもりなので、ちょっと見るのに面倒かも知れませんが、よろしくお願いします。
いやぁ、通勤というものはなかなか良いものですな。
自宅から事務所まで約1時間の通勤コースは慣れてくるうちに
徐々にボクにはとても大切な時間となってきています。
最近ポータブルCDプレイヤーを入手し、随分前に購入し壊れたまま放っておいた
SENNHEIZERのヘッドフォンも修理し復活させ、今は音楽と読書に没頭しながら電車に揺られています。
歩きながら聴くにふさわしい音楽というのがどうもありそうに思うのですがどうなんでしょう?
普段ステレオで聴いてる音楽をそのまま持って出掛けて聴くとなんかしっくりこないのです。
こんな事思うのはボクだけでしょうか?
ヘッドフォンで歩きながら音楽を聴いてると映画のBGMみたいに聴こえて、
イスに腰掛けて聴いてる時よりも、より映像的に音が入ってくるよな感じがして。
で、そんな音楽と共に読んでいるのが太宰治の『新樹の言葉』という文庫本です。
太宰治なんて暗いイメージがあって読んだことなんかなかったけど、
これは友人に薦められて読んでみたのですが、これがなかなか面白い。
あぁ私なんかダメな人間だ、と嘆きながら、
その嘆きそのものを日記やエッセイ風に作品に仕上げたような内容。
悲しき滑稽。
才能とは偉大なる欠如であると誰かが言ってましたが、彼にもこの事があてはまる。
是非ご一読を。

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